第11回 平成17年(2005年)2月3日掲載

 ルリビタキ


 
  
(平成16年)12月5日(日)
 さいたま市内の秋ヶ瀬公園で、この冬初めてのルリビタキ。メス1羽。前年と同じ場所。人通りが絶えると、竹藪の中から道路に出て枯葉の下の餌を探す。時々枝先などにとまって、ポーズをとってくれる。朝1番に見つけて、結局1日ここで過ごしてしまった。頭の上では、コゲラが穴を掘っていた。
 12月11日(土)
 同じ公園の別の場所を自転車で通りかかったら、小さな声で呼び止めるやつがいた。道路わきの枝先に、背中がまだ十分に青くなっていないルリビタキの若いオス。近すぎたので後戻りし、三脚とカメラを取り出した。その間はちゃんと待っていたのに、「手前の枝がじゃま。もうちょっといい所にとまれよ」と胸の中でつぶやいたら、ふっといなくなった。
 12月25日(土)
 少し離れた別の森で、背中がきれいな青の成鳥オス。人がやる餌にすっかり慣れている。数人のカメラマンが三脚を並べていた。
 (平成17年)1月1日(土)
 雪が積もっている時は、一般に小鳥達と人との距離が近くなる。それにしても、メスのルリビタキは椅子に座っている私の1メートル半ほどの所まで近づく。望遠レンズのピントが合わない。目だけでその動きを追う。
 1月10日(祝)
 夕方、成鳥オスを、日が西に傾き、バックが黒く沈むのを待って撮影(上の写真)。
 その日の夜、若い友人からのメール。「教えてもらった場所でルリビタキを見ました。娘も大喜び」。お父さんと見た青い鳥は、きっと記憶に残るだろうな。
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 ルリビタキは、夏の間、本州中部以北の亜高山帯などで繁殖、冬は低地で過ごします。

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