第16回 平成17年(2005年)9月22日掲載

 エゾビタキ


 
 

 8月には、すでに秋の渡りのシーズンが始まっています。まだ真夏の太陽が照りつける中、タオルや帽子、飲み水を用意して、シギ・チドリ類を探しに、水田地域へでかけます。
 今年8月14 日(日)には、ジシギの仲間が頭上を通り過ぎました。27 日
(土)には46 羽のムナグロ(チドリの仲間)が、稲刈り後の水田に降りました。
 9月の半ばを過ぎた今は、渡りの小鳥たちが、林の中に姿を見せる季節です。今度は、蚊取りや防虫スプレーなどを用意して、分け入ります。   エゾビタキは、スズメくらいの大きさ、くりっとした目と、胸の縦じまが目印の鳥。夏の間、カムチャッカ半島などで繁殖し、冬を過ごすフィリピンなどに渡って行く途中、日本の低山や平地の林、公園などに立ち寄ります。
 枝先などの目立つ所に直立の姿勢でとまり、空中の虫をひらっと飛んで捕らえ、元の枝に戻って食べます。林の中で飛んでいる虫を見つけて捕らえるのに、大きな目が役立ちます。
 良く似た種類でサメビタキ、コサメビタキというのもいて、あわせてヒタキ3兄弟などと呼ばれます。色は地味ですが、確かな季節感が、バードウォッチャーの間で、静かな人気を呼ぶ鳥たちです。
 私は少しの間忙しく、今年はまだ出かける機会がないのですが、昨年
秋、最初にエゾビタキに出会ったのは、9月11 日(土)でした。
 9月20 日(月)には、サメビタキとコサメビタキも複数立ち寄ってくれました。
 最後に観察されたのは10 月24 日(日)。その次の週には、早くも冬の鳥、ジョウビタキが飛来しました。
 今年もまた季節が巡ります。今度の休みには出かけられるかな、仕事の合間にカレンダーを見ています。


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