第50回 平成21年(2009年)1月8日掲載


シメ

 しめ飾りを連想させる「シメ」という名前の鳥がいます。全長19 p、ずんぐり体型、大きいくちばしが特徴です。日本では主に北海道、一部は中部以北の林で繁殖し、冬の間、関東地方平野部にも数多く飛来します。「チチッ」という地鳴きは、冬の林に鋭く響きます。
 しめ飾りについている白い四角形が繋がった形の御幣のような、四角が繋がって見える羽があることから「シメ」という名前になったと聞いたことがありますが、実は少し違うようです。ある本によると、「シ」は地鳴きの「チチッ」を表し、「メ」は小鳥を表す接尾語という説が有力だとのこと。つまり「チチッと鳴く小鳥」という意味なのだそうです。しめ飾り説に、昔の人は細かい羽の特徴まで観察してよく名づけたものだと感心していたのに、なんだか少しがっかり。
 野鳥の会県支部の新年行事さいたま市さぎ山記念公園探鳥会は今年21 回目を迎えて1月4日に開催。44 名の参加者が34 種の鳥たちに新年の挨拶をしました。例年通りシメも姿を見せてくれました。この冬は数が多いようです。
 財布のひもやなんとかもみんなシメなおして、良い年になりますように。 

 



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