第66回 平成22年(2010年)5月13日掲載


コムクドリ

 4月25 日(日)午前中、さいたま市桜区秋ヶ瀬公園付近で開催した探鳥会には67名が参加して、33 種類の野鳥を観察しました。中で最も人気が高かったのは、コムクドリ=写真=。全長19 センチ。ムクドリより小さく、スズメよりは大きい、ムクドリ科の鳥です。オスは紫、青、黄色など、複雑で金属的な色彩に彩られています。
  世界的な分布はいわゆる極東地方に限られていて、夏、日本の東北地方からサハリン、千島列島の一部で繁殖、冬はフィリピンなどで過ごします。関東地方平野部には、春と秋の渡りの途中に立ち寄り、運良く出会えれば、渡りの季節を実感できる鳥です。探鳥会では3羽出現。多くの人が順番に望遠鏡で観察し、喜んでいました。探鳥会が終った午後、一人で引き返した私は、その色彩をゆっくり撮影できました。
  4月29 日(木)には、近くの田んぼで、毎年日にちが決まっているシギ・チドリ類の調査を実施。なぜかほとんどいません。5月3日(月)にようやく100羽ほどのムナグロ(チドリの仲間)が飛来。この春、コムクドリは特に遅くなかったのですが、シギ・チドリ類の渡りはだいぶ遅く、数も少ないような感じです。 

 



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