第72回 平成22年(2010年)11月11日掲載


ツミ

 「日本野鳥の会埼玉県支部」は公益法人制度改革の影響により11 月1日付けで「日本野鳥の会埼玉」と名称変更しました。そこで今回は、名称が変更された鳥がいないか考えてみました。真っ先に頭に浮かんだのは、ツミ=写真=という小型のタカです。
 写真左がメス、右がオス。昔はメスが「ツミ」、オスは「エッサイ」と呼ばれていました。両者は外見が大分違い、メスはハトくらいの大きさ、虹彩が黄色の鋭い目、腹の横縞が目立ちます。オスはヒヨドリくらいの大きさ、虹彩は赤く、腹は淡く赤っぽい不明瞭な横縞があります。
 あまりにも違うので同種と分らずに別の名前がつけられたという説明を聞いたことがありますが、どうもそれは違うようです。ツミ、ハイタカ、オオタカの3種はかつて鷹狩り用の飼育のために雌雄別の名前をつけられ、それぞれのオスが、ツミは「エッサイ」、ハイタカは「コノリ」、オオタカは「セウ」と呼ばれたと、ある本にありました。「コノリ」「セウ」はあまり知られていませんが、「エッサイ」を知っている人は少なくないようです。その「エッサイ」も今は「ツミ」と呼ばれ、名前が変わりました。
 当会の名称変更はそれとは大分事情が違いますが、今後もどうぞよろしく。 

 



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