第75回 平成23年(2011年)2月10日掲載


ミヤマガラス


 「カラスにはハシブトガラスとかハシボソガラスなどいろいろな種類がありますが、みなナニナニガラスと濁点のついた名前ばかりです。ですから、カラスという名前のカラスはいません」。これって、何か正しいような正しくないような。「種の名前」としては濁点のない「カラス」という名前はないのですが、 「科の名前」とか一般名詞ではちゃんとあります。
 「ここから見えるのは何ガラスですか」「えっ、カラスは見えないけれど・・・・」「いっぱい見えますよ、マドガラス。自動車と同じ速度で移動するのもいます」。こんなオヤジはみんなでいじめてあげてください。
 「大きな巣が見えますね、何の巣かわかりますか」「ええと、カラスですか」「そうです。今鳥がいないのでカラです。カラスです」。もう相手にしない方がいいですね。
 ミヤマガラス=写真=はハシブトガラスより少しちいさく、くちばしの基部が白く見えることなどが特徴。名前に反して「深山(みやま)」ではなく、広い田園地帯で群れています。日本には冬鳥として九州を中心とする西日本に飛来していましたが、近年は埼玉県でも毎年観察され、その分布は広がっています。 

 



読売連載入口に戻る

前に戻る

次に進む