第117回 平成26年(2014年)11月13日掲載




カケス


  ホオアカ、ジョウビタキ、カンムリカイツブリ、カモたち・・・・。冬の鳥たちが次々と飛来している。その中で、カケス=写真=の数が多いことが注目される。
 夏の間低山帯から山地の森林にいて、冬には平地に降りて来る。私がよく行く林でも毎冬見かけるが、今年はかなりの数が来ているようだ。「ジェー、ジェー」とにごった声が、あちこちから聞こえてくる。 カラスの仲間。ハトくらいの大きさで少し細めの体型。翼の一部にならぶ青白黒の細かな四角模様が美しい。虹彩が白っぽく、少しきつい目つきに見える。用心深く、なかなか写真のモデルになってくれない。カメラを向けようとするとすぐに逃げ、葉陰からこちらの様子をうかがったりしている。
 そのカケスがコナラの木の実を集めに来ていた。どこか近くの貯食場所に運んでいるのだろう。何度も来て、実をくわえて飛ぶ。それに忙しく気を取られているのか、少し警戒心をゆるめ、撮影させてくれた。
 このカケスがどこから来たのかは分からないが、そこはコナラが相当不作なのだろう。ほかの草や木はどうか。各県の調査結果を発表したサイトによると、多くの県で今年はブナが凶作あるいは大凶作とのこと。山の実りの多い少ないが、多くの生き物に影響を与える。

 




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