第127回 平成27年(2015年)11月14日掲載




アカガシラサギ


 10月下旬、さいたま市。
 アカガシラサギ=写真=が、比較的自然環境が残された公園の、通路脇の水たまりで、ザリガニ、カエル、小魚などを食べていた。
 全長50aほど。区切り方は「アカガ、シラサギ」ではなく、「アカガシラ、サギ」。夏羽の首から頭が赤褐色であることが名前「赤頭鷺」の由来だが、今回はすでに冬羽に変わっていたので、首と頭は淡い黄褐色に褐色の縦斑、背は暗褐色になっていた。夏羽でも冬羽でも、飛ぶと、はっとするほど翼が白く、一見シラサギのように見えるが、シラサギの仲間には含まれない。
 中国東部から東南アジアにかけて分布し、季節により南北に渡りをする。日本での繁殖例もあるが、通常は渡りの途中に少数が立ち寄るだけ。
 当会の記録などによると、82年5月浦和市(当時)と北本市、8611月本庄市、88年5月浦和市と本庄市、9111月浦和市、96年5月朝霞市と、おおむね2〜3年から数年間隔で観察されていたが、その後2年間で4例報告されたこともあり、観察間隔が短くなっているように思われる。
 割と用心深く、人に近づかないことが多いが、この時は、人が静かにしていれば、かなり近くまで寄って来た。この関係を大切にしたくて、ある程度写真を写したら、早めにその場を離れることにした。

 




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