第137回 平成28年(2016年)11月26日掲載




ハクセキレイ


  枯葉の敷き詰められた水辺を、ハクセキレイ=写真=が歩いている。尾を大きく上下に振りながら、チュチュン、チュチュンと鳴き、何かついばんだり、水浴びをしたり。
 公益財団法人・日本野鳥の会(東京)が発行した小冊子『大きさでわかる〜おさんぽ鳥図鑑』では、「スズメ」サイズの鳥として紹介している。尾が長いのでスズメより大きく見えるが、鳥全体を大きく分けるとそんなものかな。
 日本にはかつて大陸から北海道などに侵入するようになり、徐々に南に分布を広げ、「最近(1965年)栃木県で繁殖が確認されたのは珍しい」とする文献も残っている。今は多くの地域で留鳥。水辺から離れた畑や住宅街などにもいる。工場や橋などの人工物、駅前の街路樹などを集団ねぐらにすることもある。最も身近なセキレイ類である。
 「種」のレベルを更に細かく分類する「亜種」のレベルではいろいろあるが、それらを含めた種としてのハクセキレイは主にユーラシアに広く分布し、バルト海東海岸に並ぶバルト3国のひとつ、ラトビア共和国の国鳥になっているとか。ここにも、身近な鳥から世界につながる道があった。
 24種の鳥を紹介した『おさんぽ鳥図鑑』は、ただ今無料プレゼント中。「日本野鳥の会 おさんぽ鳥図鑑」で検索し、専用サイトからお申込みいただくか、電話03・5436・2622にお問い合わせを。

 


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